旅に賭ける想い

ふわふわしていた旅への想いが、段々と彩りをつけつつ、形を形成してきたので、メモとして文字に残しておきます😆

　僕は旅の中で、絶景や美味しい料理に出会うのもいいが、人間の心に触れる旅をしたいと思っています。出会う人の優しさや、時に裏切り、吐きどころのない蟠り、飢えと渇きに喘ぎつつ、己の揺れ動く感情に揉まれながら一掬の恵を糧にあすに向かって彷徨う。そんな生き方に海外放浪の中で出会いたいと思います。

　日本一周の時、平和と豊かさで満たされたこの国からは多くの人の優しさに出会う事が出来ました。しかしこの国で生きる人々の多くは、どこか機械的に、見えない規律に押し込められて生きています。そして武士や日本の兵士がかつて持っていた、何かの為に命を賭けるという大義は、今の日本では過去の産物となりつつあります。そんな中で生きている日本人の多くは、護られた生活の中に生の倦怠感を抱きながら、日々を惰性的に消化してています。
　けれども海外にはまだ生々しい現実があります。
理屈ではまとまらない事情があります。
今日も無事に生きていたという日々があります。
手探りの中、這うように明日へ向かう人々がいます。
　そんなまだ見ぬ異境の地に、自分の身を投げ込んでみたい、出会う人の心を日記の如く己の心に刻みつつ、旅に殉じてみたいと渇望する所存です☺️